ニオイの特性
ニオイはさまざまな原因物質から成り立っています。そして、悪臭の対策方法としては、この原因物質を機器・薬剤によって完全に取り去る方法と、人間が感じる感覚的なレベルを低下させる2つの方法があります。前者は、燃焼・吸着・吸収・生物、オゾン・プラズマ・光触媒などの脱臭方法であり、後者は「感覚的脱臭」と呼ばれるものです。
しかし、図からも解るように、あるニオイでは、人間が感じる特性として、ニオイの原因物質を97%除去しても、ニオイの感覚は半分になったとしか感じません。99%除去してやっと3分の1に感じる場合があるのです。つまり、原因物質を完全に除去する脱臭方法は、それだけコストや装置の負担がかかるのです。逆に、「感覚的脱臭」である臭気中和脱臭剤や芳香剤は使用も簡単でコストも安価ですみます。「エアーケム」は、この感覚的脱臭を利用した「臭気中和脱臭剤」です。
原因物質の量とニオイを感じる強さの関係
例えば、あるニオイが100ppm存在している時に感じた強さを1とする。
そのニオイ物質を3ppmまで除去しても感覚的には半分の0.5感じる。
そのニオイ物質を1ppmまで除去しても感覚的には3分の1の0.3感じる。
(Y=a logX+b ウエバー・フェヒナーの法則に基づく)